Gallery1n of umizakobo


LinkIcon


P1010037.jpg招き猫2011すず途DM.jpgマッチラベルプレート

P5160024.jpg縁起文扁壺P5150007.jpg縁起文扁壺

PB210002.jpgPatriarchスキャン 3.jpgGod

PN010212.jpg黒兎PN010213.jpg白兎

P1010035.jpg密林文注器P5150004.jpg狼頭蓋付薔薇文瓶

ページの先頭へ




マッチラベルはフリーフォークである。
USインディ・ロックのスタイル
旋律は美しく懐古的
ストレンジネスでサイケデリック
地層を眺める感覚
 『今』の音だ。
豹や水牛が寝そべる異国の宮殿の上に、
葡萄の房を携えた天使が浮かんでいる。
この宮殿のどこかに僕の仕事場がある。
月明かりに芭蕉の葉陰が揺れる
快適な空間で、
不条理な幸福に包まれて暮らしている。
アニマル・コレクティブを聴き終えた。
次はデヴェンドラ・バンハートを聴く

1999年のクリスマスイブに
一冊の本が送られてきた。
贈り主の名に見覚えは無い。
その本のタイトルは
MEDITERRANEAN COLOR。
南欧やモロッコの色彩豊かな壁面を
モチーフにした写真集だった。
かつて丸善で見つけその時は買えぬまま
出会えずにいた本がそこにあった。
翌年の個展で初めて
廣瀬文俊さんにお会いすることになる。
彼は神田に住む絵画のコレクター。
自転車で通りかかった陶器店のショーケースで
僕の作品の色彩に心奪われ
この仕事に相応しい本を贈ったのだという。
彼もまた古書店で写真集COLORと
出会っているのだ。
以来頂いた美術本は500冊を超える。
僕は今でも思っている。
1999年のクリスマスイブに
果樹の成育を司る神が降臨したのだと。
そして確かに手渡されたのだ。

タイリクオオカミは
月に向かって吠えるために岩山を登る
僕は後を追う
北欧神話に登場する怪狼フェンリルは
主神オーディンさえも
呑み込んでしまった
その末裔は巨大な空腹感を抱えて
生きることになる
スカンジナビアの狼は
満月にヘラジカの豊潤を嗅ぎとる
はちきれんばかりの球形は肉であり
滴る様な輝きは内蔵なのだ
だから山の頂きで吠える
僕は登り始めた
腹が減る
いつか月を喰いたい