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エレファント・グラスの草原を抜けて奥深く カジランガの密林にBarがある。 僕はソファに沈みながら、 壁から突き出た インドサイの頭を眺めている。 目と鼻と口からやがて溢れ出る 月光を待ちながら 人の意識について考えた。 厳粛でありながら猥雑で 洞窟の様に暖かく暗い だからBarは居心地が良い。 口から滴り落ちる月光を、 グラスを差し出し受け止める。 今日は満月だから格別旨い酒になる。
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